- 本を読みたいけど読み進められない
- 本を読みたいけど内容が難しい
- 本を効率的に読む方法を知りたい
あなたは本を読んだときに、こう思いませんか?
「内容を理解できない」
「ぜんぶ読むのは大変」
「読んでも内容を忘れてしまう」
すべてに共感できます。
ほんとうにその通りではありますが、こう付け足します。
「内容を理解できない」のは「著者の書き方が難しいから」
「ぜんぶ読むのは大変」ではなく「本はぜんぶ読まなくて良い」
「読んでも内容を忘れてしまう」のは「あたりまえ」
と思って、本を読んでいます。
ただ、頭の中には疑問があるでしょう。それもそのはずです。あたりまえだと思っていたことを急に変えるのは難しいからです。
今回の記事で、あなたの疑問を解決します。
私は1年間で本を100冊以上読んできました。
どうしてこんなにたくさんの本を読めたのか?
それは、自分のあたりまえを壊したからです。
「内容を理解できない」のは「著者の書き方が難しいから」
本の内容を理解できないのは自分が悪い!と思っている方がいます。
違います。悪くありません。
なぜなら、著者の書き方が難しいからです。
たとえば、東京大学出身の学者の賢い方の本を読んだとします。
賢い方の文章には2つあります。
1つ目は、一文が長く、難しい言葉を使用し、抽象度が高いがゆえに、伝え方が上手ではないタイプです。
2つ目は、文章がわかりやすく、わからない人の立場にたって、説明しようとしていタイプです。
もちろん、難しいテーマだからどうしても難しくなってしまう、難しく書くことが良い、と思っている著者さんもいます。どちらが良い悪いの話ではありません。
ただ、本の本質は知識を得るためではなく、「自分の頭で考えること」です。
ジャーナリストの池上彰さんは「こどもでもわかる」文章を書いています。私もよく勉強させてもらっています。
とはいえ、自分の理解力が足りないからわからない場合もあります。
それは、本を読むトレーニングをすれば解決します。そのためには、まずは「わかりやすい本」を読むことをおすすめします。
たとえば、
・漫画でもわかるシリーズ
・○歳でもわかるシリーズ
・池上彰さんの著書
などを読むと良いでしょう。
「ぜんぶ読むのは大変」ではなく「本はぜんぶ読まなくていい」
本はぜんぶ読まないといけない!と思っている方がいます。
むしろ、本はぜんぶ読む必要はないです。
なぜなら、著者が伝えたいことは「本の中の20%ほどだから」です。
「80対20の法則」を聞いたことがある方もいると思います。これはイタリアの経済学者のヴィルフレド・パレートが提唱したもので「イタリアの国民全体の2割が、イタリア全体の8割の富を生み出している」という法則です。
この法則はあらゆることに当てはまります。
読書に当てはめると、「読書で得られるものの80%は、20%を読むだけで得られる」となります。
つまりは、「本はぜんぶ読まずに気になるところだけを読む」と良いということです。
こんなこというと、「もったいない」「著者が書いた本なのに」ということを言われるかもしれません。
ただ、あなたの時間のほうが絶対にもったいないです。
1つの本から1つ学べたらそれで十分です。
その1つから今よりも成長したらそれだけで元は取れています。
こんな偉そうなことをいっている私ですが、これに気付いたのは本を100冊ほど読んでからです。そこから気になるところだけを読むようになりました。
ただ、本を読むのが好きな私からすると、「1文字1文字」読みたいときもあります。効率よく読むときはざっと読む感じですね。
とはいえ、気になるところだけ読むと言われても困りますよね。
おすすめは「本の要約」です。書籍解説をしてくれるYouTuberさん、本要約サービスflierです。
タイトルを見て、気になる本の内容を見て、面白い!他も気になる!となった方は、ぜひ購入するものも良いでしょう。
もっと知りたい方は、以下の記事でまとめています。
「読んでも内容を忘れてしまう」のは「あたりまえ」
本って読んでも忘れてしまいますよね。本に限らず、あらゆることはすぐに忘れてしまいます。
実は「本は内容は忘れても大丈夫」です。
なぜなら、本は内容より「自分で考えることに価値があるから」です。
たとえば、睡眠の本を読んでいるとします。その本には、「最初の3時間が重要だ」「寝る前にブルーライトは睡眠を妨げる」「朝は日差しは浴びることで目が覚める」などいろいろと書いてあるとします。
このような知識は忘れてよいです。
重要なのは自分で考えること、得た知識を「自分はどのように考えるか」、そして「それを実行して、考えて、改善できて」初めて読書から学んだとなります。
「歴史や地理の内容を忘れてしまう場合はどうしたら良いの?」
たしかに、ノウハウ系は自分で試せるので自分で考えることができます。
歴史や地理で自分で試すとなると、「歴史や地理の場所に訪れる」と考える場面が出そうですよね。ただ。そうはいっても、実際に行くのは時間も労力もかかります。
では、どうしたら良いのか?
結論は、「アウトプットしましょう!」です。
たとえば、「誰かに説明する」です。人に話すことで相手の反応がわかるでしょう。内容が分かりやすかったのか、論理が甘かったのか、いろいろと課題が出てきそうです。
他には、問題を解きまくる、文章に書くなど、どんどんアウトプットすることで、自分で考えることができるため、結果的に読んだ内容を深く理解できるようになります。
まとめ
この記事では、「読書は大変ではない!(最強の読み方をお伝えします)」ということで書いてきました。
- 本の内容は理解できなくていい
- 本はぜんぶ読まなくていい
- 本の内容は忘れてもいい
疑問は解決しましたでしょうか。
読書は大変というイメージはありますが、読書は大変ではありません。
もちろん、本をなめているわけでもなく、著者さんは尊敬しています。
私は「読書は難しいからしない」という人は減ってほしいと思っています。
なぜなら、わかりやすい本もあるからです。政治や経済、難読本もわかりやすく解説している本もあります。難しいテーマもしっかりと理解できる内容です。
本の本質は「知識を得るため」ではなく、「自分の頭で考える」ことと思っています。
では、以上となります。
この記事から、「本を読む人」が増えれば嬉しい限りです。