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【書評】岩波文庫のショーペンハウエル「読書について」

今回は、読書の本質を解説します。

一度は読んでほしい本、それが「岩波文庫のショーペンハウエル「読書について」です。

この記事では、本の内容を元に、私が感じた点を記載いたします。

岩波文庫のショーペンハウエル「読書について」

読書とは「自ら考えること」です。

本は読むものではありません。

岩波文庫のショーペンハウエルの「読書について」という本にこう書かれています。一部抜粋いたします。

読書は他人にものを考えてもらうことである。

本を読む我々は他人の考えた過程を反復的にたどるに過ぎない。習字の練習をする生徒が、先生の鉛筆書きの線をペンでたどるようなものである。

だから読書の際には、ものを考える苦労はほとんどない。自分で思索する仕事を辞めて読書に移る時、ほっとした気持ちになるのも、そのためである。

だが読書にいそしむかぎり、実は我々の頭は他人の思想の運動場にすぎない。

岩波文庫のショーペンハウエル「読書について」

この本を読んだとき衝撃を受けました。

読書は他の人の考えたことをたどるに過ぎない、と本は読むだけではダメだと言うことですよね。

「自らの頭で考えて、それをどう活かすか」

そこまでやって初めて読書というのでしょう。

ソクラテスの「無知の知」を知っていますか?

「自分は何も知らない」と知ることです。自分が知らないことを知ることで自分を知ることになります。

本は知識を得ることができます。その知識をもとに自分で考えます。

そうすることで「自らの頭で考える力」が身につきます。

変化の激しい時代に対応するためには「自らの頭で考える力」が大切です。

学んだことがすぐに役立たなくなっても、自分で学び続けてものを考えていく力があれば、ずっと役に立つことになります。

人間や学び続ける限り、成長し続けることができるのです。

学び続けることの重要性

あなたは、現代はどのような世界であると思いますか?

  • 「テクノロジーの発展による変化の激しい世界」
  • 「インターネット社会」
  • 「SNSの世界」

おそらくこのように答えるでしょう。

現代は「変化が激しい」です。

テクノロジーの発展によって多様な生活が可能となりました。

どこでも働くことができる、いつでもどこでも誰かと連絡が取れる、便利な世の中ですよね。

ただ、便利であるが故に問題があります。

新型コロナウイルスで時代が何年も早く進みました。

おそらく今後も大きなことが起こるでしょう。そうなると時代は加速していきます。

時代が加速するとどうなるのか?

それは「変化に対応できない人は時代においていかれる」ということです。

私たちは、学び続けないといけません。

一時的に学んでも、変化が激しいため常に学ぶ姿勢が必要です。もちろん、本質的なことは変わらないので「原則や心理等」はどの時代も大差ないでしょう。

「学ぶ必要があるのは分かったけど、どのように学べばいいの?」

それが「本を読む」です。

本を読めば変化に対応できる力を身につけることができます。

「本以外に方法はないの?」

もちろんあります。

インターネットで検索やyoutubeなどの動画で学ぶなど様々な方法があります。

ただ、それらは体系的にまとめられていません。

インターネット検索は簡単に学ぶことができますが、やはり情報が散乱しすぎています。

youtube学習は個人的にはかなりおすすめしています。

ただ、本は自分で読むスピード変えられたり、必要な情報だけを得られるため、本の方が効率的に学ぶことができます。

「読書で学ぶ必要は分かったけど、具体的にどうしたら良いの?」

これから話していきます。

読書で変化に対応する力を身につける方法

変化に対応するためにはどのような分野の本を読めば良いのでしょうか?

読むべき分野は3つあります。

原理原則の本

原理原則の本とは、どんな時代にも通用する本のことです。

つまり、原理原則の本は変化に対応する現代においても強いということです。

原理原則の本は、変化の激しい現代に対応するために打ってつけの本です。

原理原則の本で有名な本は「7つの習慣」「人を動かす」「マネジメント」などです。

心理学の本

心理学は「人の心と行動」の学問で、科学的に解明されているものです。

人の心と行動はいつの時代も大差ありません。

つまり、心理学の本は変化に対応する現代においても強いということです。

インターネットを通じて人の心理がよく見えました。

たとえば、「正義中毒者」「マスク警察」「晒しあげる奴」色々出ていましたよね。

あれもぜんぶ、心理学で解明できます。心理学の知識があれば、変化の激しい現代に強い味方となるでしょう。

心理学で有名な本は「ヒルガードの心理学」「影響力の武器」「嫌われる勇気」などです。

未来予測の本

未来予測の本とは、その名の通り「未来にどのようなことが起こるのか」を予想している本です。

未来を予想する本と聞くと、信用できないと思われるかもしれません。

ただ、根拠となるデータを元に解説されています。

未来予測本を読むことで、未来に備えられるという強みはあります。

また、未来予測本を読んでいると読んでいないとでは、いざ変化がきたときパニックになりづらいでしょう。

最近、読まれている本は「2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ」「2040年の未来予測」などです。

まとめ

今回は【書評】岩波文庫のショーペンハウエル「読書についてということでお伝えしました。

iPhoneが出た衝撃覚えていますか?

パソコンを開かずとも、すぐに手軽にインターネット検索ができる、誰とでも簡単に連絡ができる、ゲームや動画で時間を潰せる、こんなに便利です。

「たった1つの技術がすべてを変える」

今後もiPhoneのような衝撃が訪れるでしょう。

そのとき、あなたがどうしますか?

変化に対応するのか、変化に対応せずにいるのか。

変化に対応するためには「学び続ける」必要があります。

学び続けるためには「読書」が1番最適です。

ABOUT ME
しんよみ
しんよみマネーブログの管理人。20代の男性。普段は簿記やファイナンシャルプランナーの資格を元に活動をしています。「お金に関する記事」と「趣味の読書」を発信。