オススメの本(ジャンル別)

【書評】お金は寝かせて増やしなさい(水瀬ケンイチ)

このような方にオススメの内容です

「将来、裕福な生活をしたい」

本書は、インデックス投資の入り口から出口までを一気に解説している本です。

著者は水瀬ケンイチさんです。インデックス投資歴15年の実践者が徹底した個人投資家目線で解説しています。

投資をするなら「インデックス投資一択」と言われています。

どうしてなのか?

それは、

「手間がかからないから」です。

基本的に投資とは、安いときに買って、高いときに売る、そこで利益を得ます。

つまり、株価に張り付く必要があります。

一方、この「インデックス投資」では、銘柄選択もなければ購入タイミングもはかりません。

なぜなら、「世界中の株や債券に分散した投資となり、毎月定期的に同じ金額を積み立てて、あとは寝かせておくだけ」だからです。

本記事では、インデックス投資とは?、インデックス投資の重要な点について解説します。

安心して投資をして、将来裕福な生活をしたい人におすすめの1冊です。

インデックスファンドとは?プロの8割が敗北!?

インデックスファンドとは、投資信託という金融商品の1種です。

投資信託(ファンド)」とは、

一言でいえば「投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品で、その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みの金融商品」です。

一般社団法人 投資信託協会より引用

要は、自分ではなくプロにお金を預けて、運用してもらう方法です。

元本は保証されていないため、損をすることもあります。もちろん、利益部分が出た場合は、ほぼ投資家のものです。

投資信託のメリットは以下です。

  • 少額から購入できる
  • たくさんの銘柄の株式や債券に分散投資できる
  • 運用に携わる金融機関が破たんしても資金が守られる

また、デメリットは以下です。

  • 持っているだけで手数料がかかる
  • すぐに大儲けできない
  • 不要な投資信託が多い

解説します。

投資信託メリット①少額から購入できる

まず、投資信託は、「たった100円から」始められます。

投資というと、100万、1000万必要というイメージがありますが、そんなことはございません。運用会社により異なる場合がありますが、少額で購入できることが多いです。

話題の、「新NISA制度」でも、もちろん対応しています。

もはや、投資は我々一般人に当たり前に感じられるでしょう。

投資信託メリット②たくさんの銘柄の株式や債券に分散投資できる

あなたが今、ある株式を購入したとします。その会社は倒産したら、株式はただの紙切れになります。せっかくの100万が!ゼロになります。

そんなことにならないように、投資は「分散投資」が基本です。

投資信託では、何十から何百・何千と分散投資ができます。

投資信託メリット③運用に携わる金融機関が破たんしても資金が守られる

投資信託は、販売会社・運用会社・信託銀行の3つの金融機関がかかわっています。いずれも破たんしても、我々の資金は制度的に守られています。

投資信託デメリット①持っているだけで手数料がかかる

投資信託は各種手数料がかかります。

購入時の手数料、運用管理手数料、信託財産留保額。中でも「運用管理手数料」は毎日発生しています。

ここは、運用してもらっているので当たり前ですが、ポイントは手数料が低い会社が良いということです。

投資信託デメリット②すぐに大儲けできない

分散投資は、宝くじのように一発逆転はありません。

緩やかに上がり、そして落ちるを繰り返しています。

ただし、長い時間をかければ、着実に資産形成が可能です。

不要な投資信託が多い!?プロでも8割負けるインデックスファンド

投資信託は、少額で分散投資ができて制度的に守られていますが、投資信託は6000以上あります。

「どれを選べが良いのかわからない」となりますが、

結論は、「インデックスファンド」です。

まず、投資信託には大きく「アクティブファンド」と「インデックスファンド」があります。

株式市場の平均に連動するのが「インデックスファンド」、平均以上を目指すのが「アクティブファンド」です。

これを聞くと、平均以上の「アクティブファンド」のほうが良いのでは?と思われるかもしれません・・・

ただ、事実「アクティブファンドの勝率は2割」です。これは日本だけではなく、世界を通してもインデックスファンドのほうが勝率が高いです。

インデックス投資の重要な点

大前提に、インデックス投資を始める前に重要なことがあります。

それが、「家計の状態の把握」です。

インデックス投資と言っても、リスクはあります。

そのため、まずは自身の家計状態の把握したうえで、余裕資金で投資に入りましょう。

また、「生活防衛資金」は確保すると安心です。

生活防衛資金とは、何かあった際に必要となる資金です。たとえば、働けなくなった、急に多額出費が出たなどです。

ここをクリア出来たら、インデックス投資に入りましょう。

インデックス投資の具体的なやり方はシンプルです。

①ネット証券口座を開設する

②決めたインデックス投資商品に毎月積み立てる

③長期で保有する

以上です。

大まかは以上ですが、より詳細は本書をご確認ください。

まとめ

今回は、「お金は寝かせて増やしなさい(水瀬ケンイチ)」について記載いたしました。

インデックス投資はもはや有名になりましたが、誰でも簡単にできるようになったのつい最近です。

ちまたでは、「インデックス投資」は意味がない、「詐欺商品」と言われることもあるようですが、そんなことはないと過去の歴史が証明しています。

新NISAが始まってから、インデックス投資を購入された方も多いでしょう。ただ、株価が落ちたとき売ってはいないでしょうか。

インデックス投資は長期を前提しています。株価が落ちたときに「売らない」ことが重要です。過去も株価落ちて、このままずっと落ちるのではと思われたときもありますが、結果上がっています。

不安な方は、一度本書を手に取ってみると良いでしょう。

ABOUT ME
しんよみ
しんよみマネーブログの管理人。20代の男性。普段は簿記やファイナンシャルプランナーの資格を元に活動をしています。「お金に関する記事」と「趣味の読書」を発信。